7月５日（金）、久本組安全協力会「2019年総会及び安全衛生大会」を天王寺都ホテルにて、関係者、社員合わせて総勢２００名出席のもと開催致しました。

　はじめに安全協力会畠中会長より、今年度の労働災害防止を謳ったスローガンを元に開会の挨拶、続く弊社社長の川口の祝辞では「事故災害は偶然で起こるものではない。地道な努力を積み重ね、事故は絶対起こさないという強い意志を持ち作業に臨んでほしい」と改めて呼びかけられました。
　御来賓の大阪南労働基準監督署の署長―砂 修さまには、最近の安全衛生環境に関する講和を交えた御祝辞をいただきました。引き続き、今年度において安全だけでなく多岐にわたり活躍・貢献された協力会社様5社及び久本組社員3名への表彰も行われました。

今年の安全宣言は、
『新たな時代に　PDCA（Plan Do Check Action） みんなで築こう　ゼロ災職場』
久本組安全協力会役員のジェコス株式会社の栗山様より、ご宣言いただきました。

安全大会では毎年多方面で御活躍されている方を招き、講演をお願いしていますが、今年は元外務省大臣官房儀典官兼宮内庁式部官、元秋篠宮殿下御用係、元エルサルバドル駐箚（ちゅうさつ）特命全権大使の「田良原 政隆」様にご講演いただきました。
　講演は令和への改元に伴い、同氏より『皇室の心温まるエピソード集』をテーマにご講演をいただきました。多くのエピソードをご講演いただきましたが、中でも心に残るエピソードを2つご紹介させていただきます。
1つは、フィンランドに両陛下がご訪問なされたお話です。両陛下に向けたフィンランド合唱団歓待を受ける最中、両陛下がある曲を合唱団にリクエストをされました。その曲は19世紀当時から現在に至り、フィンランドでは魂の歌とされる大きな歴史を持つ国の歌「フィンランディア」でした。同国の歴史と偉大なる誇りに尊厳を込めてリクエストをされた両陛下に、フィンランドの人々が大いに感銘を受けたお話でした。
2つは、オランダに両陛下がご訪問なされ、障がい者施設を訪れるお話です。施設で暮らす女の子が両陛下にお会いし、緊張の余り泣いてしまいますが、美智子皇后様が優しくお声をかけられ、女の子に接するお姿をオランダ国内のメディアが報じました。実はこれまで戦争の影響で、両国は友好関係を築くことが困難な状況だったのですが、この報道を通じてオランダの人々の心が大きく動かされ、オランダ政府からは改めて友好関係を深めていきたいと両陛下に伝えられました。皇后様の温もりが、両国の友好関係の橋渡しとなったエピソードでした。
田良原様のご講演で数々の皇室のエピソードをお聞きし、私たちが普段国内メディアを通してでしか知りえない両陛下のお姿と、田良原様を通して見える世界の多くの人々から尊敬される両陛下の暖かさと、日本人の心の素晴らしさを改めて感じることができる、田良原様のご講演でした。
　
安全衛生大会後は毎年恒例のイベントを交えた懇親会も行われました。今回サプライズイベントとして、田良原様より自慢の歌声を披露頂きました。現在の田良原様は、芸名清水たかしのお名前で歌手として、各地ライブハウス等で活動されており「歌う外交官・シャンソン歌手」としての一面も持つ同氏の歌唱はひとたび聴けば、趣味の領域をこえる素晴らしいものでした。

　ご多忙の中、ご参加いただきました御来賓の皆様、大会参加の皆様、そしてご講演及び歌を披露いただいた田良原様ありがとうございました。令和初の安全大会も盛大に開催出来たことを大会関係者一同感謝致します。皆様御安全に！

【文責：廣畑 聖哉】

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